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富士山世界遺産登録記念 Vol.2

ここのところ蒸し暑いせいか、

ちょっとそこのコンビニへ買い物に行くのも億劫、

そんなたわし。

今回は、昨日に引き続き、富士山の魅力について書いていこうと思う。

今回は続編なので、前回の日記をまだ読んでいない方は

まずコチラから。

さて、今回は頂上にたどり着いてからの事についてである。

たわしの考える富士山の魅力③

己との戦いを制し、9合5尺辺りから見えてくる

頂上の証と思わしき鳥居。

「あと少し」

「あと少しで頂上だ!」

はやる気持ちとは裏腹に

重たい足

重たい体

そして、やっとのことで頂上!

やった!

思わず万歳!

記念撮影とかパシャッ!

友人に「頂上着いたぜ!」とメール!

頂上にたどり着いた感動から、

思いつくだけのありとあらゆる記念行事を済ませ

ふと、我に帰ったとき、

あなたは気づくだろう。

あれ、

えっ!?

何これ!?

そこに広がるのはやたらと賑わうちょっとした街。

富士山本宮浅間大社や、

古き良き日本を感じる食堂兼売店。

やたらと小奇麗なトイレ。

そして

・・・。

えー!!!

さっきまで、

それこそ頂上なんて諦めて引き返してしまうために、

いっそのこと高山病にかかった事にして山小屋で皆の帰りを待とうとか、

ここでオレが足が痛いとか言ったらもう帰れるかなとか、

下山する理由を必死に考えていた自分があほみたいに思えるほどあっけらかんとしているのだ。

そこで思う。

諦めなくて良かった。

あれだけ辛い思いをして、頂上の話題についていけないとか致命的すぎる。

母さん

日本のてっぺんは

いい感じに街でした。

※参考情報

たわしの考える富士山の魅力④


本当の頂上は別にある。

たわしが初めて本当の頂上にたどり着いた時の思い出を元にご紹介させていただこう。

富士山の頂上を満喫していると、

見たくないものが見えてくる。

それこそが富士山の本当の頂上

剣ヶ峰だ。

あれだけヒーヒー言いながら、

やっとの事で頂上にたどり着いた気分になって。

口笛とか吹きながらお金を払って小便を済ませたりしちゃって。

「あー、日本のてっぺん来ちゃったよ♪」と、

一端の登山家気取りにまでなっていたのに、

「明らかにまだ上に何かある。」

って気づいてしまった瞬間のショックと言ったら言葉にすることができない。

まあ百歩譲ってまだ上がある事は認めたとしよう。

富士山には登山道も沢山ある。

一番高い場所が他にあってもおかしくはない。

でもね、

でもねでもねでもね、

よく見てよあれ。

そうそうあそこ。

見えるでしょ?

「え、まさかあの崖は登山道ですか?」

驚きを通り越して、意味が分からいたわし。

本当の山頂へと続く道は、

恐ろしい程急な坂なのだ。

よくよく見てみると、

登る人も降りる人もズルズル滑っている。

それどころか転ぶ人までいるじゃあないか。

剣ヶ峰なんて、気づかなかった事にして帰ろうと、

下山の準備を始めたたわし(へたれ)。

次の瞬間

登山メンバーの一人がたわしの人生で最も恐ろしい言葉を発した。

!!!!!

心の奥では薄々気付いていた。

あそこに行かなければ、

富士山に登った、なんて言えない事に。

小学生の頃に富士山の高さは3776mだと習った。

オレが今立っているこの街は3776mではない。

けれど、

恐ろしくて言えなかったんだ。

言ったら登ることになってしまいそうで怖くて。

一行は

「あと少しだから」と

剣が峰を目指し、ひたすらに歩き始めた。

登山道は、

ただの急勾配かと思いきや、

足元が細かい砂利のため、

歩いても歩いてもずり落ちて進まない。

また、端から見るより実際に上ると勾配がキツく、

たった数10mの坂道が永遠の長さに感じる。

あれほど仮病で使おうと思っていた

高山病に実際にかかりかける。

ザッ、ザッ、ザッ、

ジャリッ、グリッ、ジャリッ、グリッ、

ズザザザー。

そして遂に!

剣ヶ峰に到着!

完全燃焼!!

もはや下山の事を考える余裕は1mmも無い。

たわしはやりきったんだ!!

日本のテッペンに来たんだ!!

頂上では、剣ヶ峰の石碑があったのだが、


あまりに並んでいたので(記念撮影の順番待ち)、

諦めてその脇の岩場でパシャリ。

山頂感皆無

頂上から見る景色は格別。

皆さん。

富士登山は恐ろしく辛い。

しかしそれだけの価値はあると信じている。

何よりも毎日違う表情を見せてくれる大自然であるがゆえ、

富士登山経験者で登山の思い出を語るのが楽しくてしょうがない。

世界遺産となり、

登山客も増えることが予想される。

入山料も取られるようになるという噂だ。

けれど、辛ければ辛いほど(色々な意味で)、

剣が峰に到達した時の喜びは増すはず。

皆様も是非、

たわし